PAPER BACK CAFE
戦略:書店の多目的化、活性化
書店力
今、出版不況で、出版社も書店もどんどん潰れている。らしい。ボクみたいに、印税で稼いでいるものには困った状況だ。
今の10倍本が売れてくれれば、収入が10倍になって、もっといい暮らしができるのに。今は貧乏だ。
出版に関わっているヒトは、どうしているのだろう。と、本の街・神保町を歩いていたら、「東京堂書店」の「PAPER BACK CAFE」というのに出くわした。
つまりまあ、喫茶と書店がドッキングしたものだ。同じフロアで、本を買って、カフェでお茶を飲みながら、それを読む。(別に読まなくてもいい)
コーヒー1杯180円。○トールより安い。ネットも繋がるので、こうして、落ち着いた空間でパソコンも打てる。
考えてみると、昔から書店というのは、なんだか、本がやたらとある倉庫みたいなつくりで、それはそれで、本好きなヒトには楽しい空間なのだが、本好きでないヒトにとっては、別に立ち寄る必要のない空間だった。
だけど、今は、そんなこと言ってられない。だから、カフェとドッキングして、別に、読書に興味のないヒトでも立ち寄ってくれるようにするってのは、まあ、いいことだ。
これって、別に、新しい試みではなくて、ニューヨークのなんたらいう書店がはじめたアイディアを今、まあ、いろいろな書店が取り入れているってことなんだなあ。
紙か、電子か。まあ、どっちでもいいけど。印税が入れば。
▼▲プランナーズ・アイ▼▲
書店の多目的化、活性化については、いろいろなアイディアがある。例えば、「書斎カフェ」。
この「東京堂」の「PAPER BACK CAFE」のようなものをもっと進化させて、狭小住宅で書斎をもてないヒトに、
書斎がわりに使ってもらえるような、知的空間を提供する空間なんかを、出版社に提案したこともあった。
これには、いろいろなおまけのオプション設定もつくんですが(ここが面白い)それを語りだすと、一冊の本くらいの分量になってしまうんで、また今度。
ということで。
とにかく、書店というのは、いろいろな可能性がある業態だと思うので、座して死を待つ。ようなことではなく、もっともっと面白い空間にすればいい。
と思いますね。
ヒロN
「KAKUKAKU KIKAKU(カクカクキカク)」
世の中に溢れだす企画を7カテゴリーで捉え、紹介する厳選企画ダイジェスト
「ベンリ」、「ケイザイセイ」、「カンキョウ」、「カンドウ」、
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