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氷葬

投稿日:2012年9月14日 作成者:カクカクキカク

戦略:フリーズドライ手法を埋葬に利用

氷結、粉砕、再生でエコロジー埋葬

氷葬

現在は環境に配慮した葬儀や埋葬の方法がいくつも開発されています。

その中でも今回、ご紹介するのは近年注目を集めている「氷葬」といわれるフリーズドライ手法を利用したエコロジー埋葬。

開発はスウェーデンのプロメッサ・オーガニック社で、死後一週間半以内の遺体を冷凍後、摂氏マイナス196度の液体窒素に浸し完全凍結します。

実はインスタントコーヒーなどのフリーズドライ食品と同様の技術になります。

瞬間冷却によって凍結した遺体は、崩れやすい状態になっていて、振動をかけることで粉末にし、乾燥機で水分を蒸発させ完成。

粉末は腐敗も臭気もなく衛生的です。

その後デンプンでつくられた棺に入れ、浅い地中に埋葬、約6~12ヶ月で肥料となり、故人又は家族の希望で植えられた、植物や樹木の養分として吸収されます。

まさに人体の持つエネルギーを自然サイクルに再生利用する、究極のエコロジー埋葬といえます。

▲▼プランナーズアイ▲▼
2010年度の厚生労働省の調査では、1,245,798名(死亡者数の約98%)が火葬されている。

また今後10年で日本は墓地面積が東京ドーム約140個、およそ655万㎡が必要といわれる、墓地問題の懸念がある。

そんな中でこの埋葬は墓石の変わりに植物や樹木を植えることで緑地化にもなり、故人が新しい生命として成長をしていく…という今までとは異なった価値観を与え、墓市場に新たな市場を創出できるかもしれない。

例えば国内外の植林プロジェクトとジョイントし、植林と埋葬を合わせた環境保全型の埋葬サービスの展開など。

また一方では子孫枯渇による墓の無縁仏化、埋葬〜先祖墓の維持管理倫理からの逃避という問題も多くなってきている。

そんな中、フリーズドライの遺灰という、一瞬、身を引く驚きと旧態依然とした道徳観のギャップもあるが、老若男女の単身世帯増加や一家離散化の増加などの現象から見れば、まさにNeeds(必要性)はもうすでにあるのではないか?

散骨は火葬〜海・山での散骨といった複数のプロセスが必要だが、フリーズドライのそれはもっとシンプルに実施でき、別に遺族、身内なしでも厳かに粛々と係の人が行なって貰える埋葬でもある。

また、フリーズドライのそれをロケットやペンダント、砂時計などにして遺灰を肌身離さずにいられることも出来る。


「KAKUKAKU KIKAKU(カクカクキカク)」

世の中に溢れだす企画を7カテゴリーで捉え、紹介する厳選企画ダイジェスト

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カテゴリー:シャカイセイ